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TVはかつて、「見すぎると馬鹿になる」と言われてきたが、今ではインターネットアクセス機能が追加され、アプリ、ウェブサーフィン、VOD視聴、SNS、ゲームなど、幅広い機能を活用することができるスマートなツールへと生まれ変わった。
これまでは、スマートTVをONにしたとき、ユーザーの視聴パターンとは無関係に画面いっぱいに表示されたアプリやTVメニューをなくし、テキストベースのシンプルなデザインのホームメニューを提供して、視聴画面を隠さないよう設計した。
既存のVOD一覧は、メニューの性格とは無関係に、一律的なデザインの一覧方式であった。改善されたUIでは、ユーザーはもちろん、事業者のニーズまで考慮しながら、メニューの特性に応じたさまざまなVOD一覧提供方式を考案した。
1人暮しではない以上、TVが提供するカスタムサービスには限界がある。ユーザーが自分の好みを入力するのも面倒なことであり、スマートTVの加入者情報を取り込むことも容易ではなかった。今回のプロジェクトでは、セットトップの視聴履歴に基づいて、監督や俳優、ジャンルのマッチング率を組み合わせて、VODで推奨するサービスを構成した。
TV視聴中にもコンテンツ探索ができるよう、リモコンの4方向キーボタンにサービスを割り振った。方向キーで視聴パターンを分析してVODを推薦し、今見ているチャンネルの話題作を確認することができる。
ケーブル事業者のCJハロービジョンならではのユニークなサービスであるスマート録画は、本放送を見逃しても、有料のVODを購入する必要がない。当社の事業者の特性を考え、リモコンの[録画]ボタンを押して予約録画ができ、ドラマなどのシリーズコンテンツの場合、シリーズ録画で終了時まで自動的に予約録画を行うスマートな録画サービスを設計に反映した。
マルチビューサービスの重要性と使用特性を考慮し、事前に設定されたチャンネルだけをソートして見ることができる競合他社のサービスとは異なり、基本的に提供される地上波、スポット、ホームショッピングなどの人気チャンネルのほか、ユーザーの視聴率が最も高い4つのチャンネルを直接設定できるようにした。
過去30年間、TVを見ながらすることといえば、ソファーに寝そべって見たい番組や映画を見ることくらいであった。どれほどユーザーにリーン・フォワード(LEAN FORWARD: ユーザーがTVコンテンツを積極的に消費)を訴えても、最終的にユーザーの行動は、リーン・バック(LEAN BACK: ユーザーがソファーにもたれて受動的にTVコンテンツを消費)なのである。今回のプロジェクトは、ユーザーのリーン・バックによる視聴経験を最大限便利にすることに集中した。視聴経験の便利さは、画面操作の便利さにつながり、リモコンの限られたユーザビリティの中で、TV画面の操作を便利にするためのコンセプト化を昼夜問わず行った。今はまだ、タッチパッド、音声認識よりも[4方向キー]が使いやすく、慣れているTV制御方式であるため、UIの規格には多くの制約があった。しかし、近年では、さまざまな機能が実装されているリモコンだけでなく、スマートフォンとの連携により、徐々にスマートTVの使用シーンが変化しているため、次に展開するTVプロジェクトには、スマートTV、TVアプリ、そしてリモコンまでデザインに取り入れられる日が来ると確信している。
Credits
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- Project Manager
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Jeong Eungyeong
- Creative Director
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Yang Shinmoe
- UX Designer
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Im Jinhyeok, Park Gukhui, Park Jinnyeong, Park Jaeseung, Lee Eunhye, Seon Soyang
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- UI Designer
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Park Sukmi, Kim Bonam
- Interaction Designer
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Lee Jaeho