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Works詳細

オフライン店舗を利用する顧客が必要とするサービスと機能を新たに設計する

Launch
Aug, 2014
Client
emart
UX
In-Depth Interview, UX Concept Building, UI Concept Building, User Flow, Lo-Fi Prototyping, Wireframing, UI Design
Tech
HTML5, CSS, CSS Preprocessor, Web/App Accessibility

新聞広告から始まった主要商品の広告を、メディアの多様化を通じて、顧客により身近で、迅速にアップデートされたニュースを伝えたいという目標がきっかけとなった。顧客が、ショッピングの前と後、そしてショッピング中の各状況に応じたペルソナを作り、必要なサービスの中で、ウェブ/アプリ上で実現できるサービスは何であるか考えた。その結果、ショッピング前には、店舗の基本情報とイベント、各コーナーの案内、休業日などを案内するサービスを、ショッピング中にはクーポンボックスやポイント加算などの利便性を、ショッピング後には、領収証のライブラリやポイントの後日加算など、実用的かつ直接的な特典を提供するサービスに注力した。また、Eマートのブランド強化のために、独自ブランド商品の案内や、店舗内で流れている音楽を聴くことができるEマートミュージックのようなコンテンツを活用し、Eマートならではの感性の表現、伝達を図った。

Eマートオンラインの場合、他のオンラインモールとは異なり、取引が直接ウェブ上で行われない。そのため、ユーザーがウェブ/アプリを見てEマートに足を運ぶようにするのが、このサイトの最終的な目標となった。VINYLCは、来店頻度の増加と共に、顧客が実際に来店した後、来店目的の達成をサポートする案も同時に考えた。各店舗ごとに指定休日があり、毎回ユーザーがチェックして行くのは難しいが、PCと携帯端末で頻繁に利用する店舗を設定すると、定休日の情報が3日前、1日前にプッシュされるため、顧客が無駄足を踏むことを回避することができるようになった。

ユーザーのさまざまな情報を収集して、ターゲティングするのは容易なことではない。最近、個人情報の収集などに関する問題と相まって、有意なデータを作成することも難しくなった。オン/オフラインで収集されたCRMデータを活用し、その代わりにウェブ上ではCRMと連動して、簡単にマッピングできるようにした。管理者は、送信したいターゲットのみアップロードすると、簡単にプッシュメッセージとイベントを登録することができる。プッシュメッセージに、単純なテキスト情報だけでなく、画像やリンクなどのさまざまなウェブ要素を活用して、効果的なマーケティング手段となるよう構成した。

ユーザーの利用パターンと、Eマートのメイン価値を表現するために、さまざまな方法を考えた。自ら顧客になってショッピングを経験し、そのパターンを分析しながら、平凡な日常を新しい視線で定義することを試みた。そのうち、最も効果的な方法は、多彩なアイデアを発信し、まとめることができるカードソートである。サービス企画チームとUXデザインチーム、開発チームが参加し、さまざまな経験とアイデアを収集して、これをユーザーの利用シナリオに反映した。

Eマートでは、作曲家キム・ヒョンソクを中心に、店舗で流れるさまざまな音源を公開して顧客に楽しんでもらうサービスを提供している。AJAX基盤のプレーヤーは、インストール不要で、誰でも使用・共有することができる。

メインから主要サービスへの移動経路を最小化するために、アプリ起動と同時に認識できる領域に配置した。

このプロジェクトの核心課題の一つが、マルチブラウザ対応であった。アクティブXなしでは決済が不可能なエクスプローラではなく、クロム(CHROME)、サファリ(SAFARI)、ファイヤーフォックス(FIREFOX)ブラウザ上でも決済可能なモジュールを適用/開発/テストし、ユーザーがいかなる環境でアクセスしてもサービスが利用できるようにした。